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「こんなときどう使う?」
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経鼻チューブ固定テープ「クリアホールド」。
専用形状のテープは単価が高いため、コスト面で敬遠されることもあります。
しかし、テープにかかるコストは材料費だけではありません。
テープのカット、交換、そして状態確認といった作業が日々積み重なり、実際には人件費がトータルコストの大きな割合を占めています。
こうした作業コストまで含めてトータルで比較すると、クリアホールドは布テープと比べて約47%のコストダウンが可能です。(患者1人×30日あたり)

本記事では、なぜクリアホールドを使用すると人件費を大きく削減できるのかを解説します。
●なぜ人件費を削減できるのか?
①最も手間のかかる交換作業を1/3に削減できる
経鼻チューブの固定にかかる人件費の中でも、最も大きな割合を占めるのが「交換」作業です。
交換作業では、患者さんの負担を軽減するために慎重にテープを剥がす必要があるほか、チューブへの糊残りや誤抜去を防ぐための配慮が求められます。そのため、1回あたりの作業時間が長くなりやすい工程です。
クリアホールドは透明なフィルムのため、皮膚の状態確認のたびにテープを剥がす必要がありません。
また、肌にやさしい極薄フィルムのため長期間貼付していても負担になりにくく、交換は3~4日に1回(※患者の皮膚状態による)で十分です。
さらに、伸縮性のあるフィルムのため、剥がす際の皮膚への負担を軽減し、スムーズな剥離が可能です。
これらの特長により、クリアホールドは布テープと比較して交換回数が1/3に抑えられるため、交換にかかる人件費も1/3に抑えることができます。
※1 所要時間は5名を対象に検証した結果の平均値
※2 看護師の平均時給は2,565円として算出
(出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)
※3 固定はエレファントノーズ法で実施

②専用形状だからカットが不要
布テープを用いた経鼻チューブ固定では、貼付前にカット作業も必要になります。これは、交換のたびに発生する見えにくい手間です。
こうした準備作業は、一つひとつは小さく見えても、回数が積み重なることで、結果として人件費の増加につながります。
クリアホールドは経鼻チューブの固定に合わせた専用形状のため、1枚取り出してそのまま貼るだけ。
布テープのようなカット作業をゼロに抑えることができ、準備にかかるコストを大幅に削減できます。
※1 所要時間は5名を対象に検証した結果の平均値
※2 看護師の平均時給は2,565円として算出
(出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)
①、②の理由から、クリアホールドはテープカットおよび交換にかかる人件費を大幅に削減することができます。
●材料費の比較
材料費は、コストを判断する際に最初に目が向きやすい要素です。そのため、専用形状のテープは「高価ではないか」と感じられがちです。
実際に、単価だけを見るとクリアホールドよりも布テープの方が安価です。
しかし、材料費は「1回あたりの単価」ではなく「交換回数」によって大きく変わります。クリアホールドは、剥がさずに皮膚の状態を観察でき、長期間貼付が可能な設計のため、交換頻度を月30回 から 10回へと大幅に減らすことができます。
※弊社布テープを使用
クリアホールドと布テープを比較すると、人件費の差は1,425円もあるのに対し、材料費の差は342円にとどまります。
このことから、トータルコストに与える影響は、材料費よりも人件費の方がはるかに大きいことがわかります。
トータルコストの大部分を占める人件費を大幅に削減できるうえに、交換回数そのものを抑えられることから、クリアホールドは布テープと比較して約47%もコストダウンが可能です。
●コストだけじゃない、現場にとってのメリット
クリアホールドは、コスト削減だけでなく、患者さんにも現場で働く方にもやさしい設計です。
①透明だから、観察しやすく見た目もすっきり
透明フィルムのため、つけたまま皮膚の状態をそのまま観察できます。
さらに、見た目がすっきりして“つけている感”が少なく、患者さんやご家族の安心感にもつながります。
②肌にやさしい極薄フィルム
極薄で伸縮性のあるフィルムだから、つけごこちが非常に軽く、肌への負担を最小限にしながらチューブをしっかり固定します。
③誰でも簡単に高度な固定ができる特殊形状
経鼻チューブに合わせた特殊形状で、誰が貼っても安定した固定が可能です。
手技の個人差が出にくく、現場全体で貼付方法を統一しやすくなります。
●人手不足時代に求められる、作業効率向上とコスト削減
人手不足が病院の継続に影を落とす中、作業効率の向上は大きな課題となっています。
クリアホールドは、肌にもやさしく、作業効率を高めながら、トータルコストの削減にも貢献できる経鼻チューブ固定テープです。
さらに、肌にやさしい設計により、肌トラブルのリスク低減が期待でき、結果として追加の処置にかかる負担の軽減にもつながります。
患者さんにも現場にもメリットが多く、日々のケアの質向上に貢献できる、クリアホールド。
コストと安全性の両方を見直したい方は、ぜひ詳細をご覧ください。
