WISDOM 02 WISDOM 02 みんなの、使い方・工夫

「こんなときどう使う?」
いろんな工夫を、写真・動画でわかりやすく。

情報をチカラに WISDOM

尿道カテーテル管理で防ぐ|尿路感染症の対策ポイントを紹介!

NEW!

医療現場では、尿道カテーテル管理は日常的に行われているケアの一つです。
一般病棟における尿道カテーテル管理に関する研究によると、病棟の診療科目などによって異なりますが、入院患者の12~25%に尿道カテーテルが留置されている場合があります。
このことから、多くの患者さんが尿道カテーテルを留置している現状がうかがえます。
※参考文献の資料はこちら

一方で、尿道カテーテルの留置は、カテーテル関連尿路感染症につながる可能性があり、入院中に発生する感染症の中でも、頻度の高いものの一つとされています。 
日常的に行われているケアだからこそ、尿道カテーテルを適切に管理することは、院内全体の感染症対策において重要なことです。

そこで今回は、尿路感染症が発生した際の現場の負担や、感染症を防ぐための対策・ポイントについて紹介します。

●尿路感染症による現場の負担

現場で一度感染が疑われると、以下のような業務が突発的に発生します。
尿検体の採取や検査出し
・医師への報告と指示受け
・抗菌薬投与と経過観察

このように、本来予定していた他のケアが後回しになり、病棟全体の業務フローに悪影響を及ぼすことも少なくありません。
さらに最悪の場合、感染症によって患者さんの生命に関わる可能性もあります。

患者さんの安全はもちろんのこと、看護師の負担を防ぐためにも、適切な感染対策の管理が重要です。

●尿路感染症を防ぐための対策とは?

尿路感染症を防ぐためには複数の対策が必要ですが、まず重要なことの一つは「カテーテルを適切に固定すること」です。
カテーテルの固定が不十分だと、尿の逆流や膀胱内粘膜の損傷が起こり、感染リスクが高まる可能性があります。
また、見逃してしまいがちですが「肌トラブル」も実は尿路感染につながる恐れがあります。
肌トラブルが起きてしまうと、痛みや不快感によって患者さんがカテーテルを抜去してしまい、それによる損傷で感染症が起こる可能性があります。
では「適切なカテーテル固定」や「肌トラブルの予防」のためには、どのような対策が必要なのでしょうか?

●対策のポイント

以下は「適切なカテーテル固定」や「肌トラブルを起こさない」ための三つのポイントです。

1.オメガ留めを行う
オメガ留めをすることによって、カテーテル全体にテープが密着し、患者さんが動いた時でも、しっかりとカテーテルを固定することができます。
また、チューブが直接肌に当たらないため、チューブによる圧迫や損傷も軽減することができます。

2.カテーテルを同じ位置で固定しない
同じ位置でカテーテルの固定を続けると、テープの貼りはがしによって皮膚に負担がかかってしまいます。そのため、テープ交換時は同じ部位に負担が集中しないよう、左右の足を交互に固定するなど、テープ固定の位置を変える工夫が大切です。

3.固定テープを見直す
テープの剥がれや肌トラブルが気になる場合は、固定方法だけでなく、使用しているテープを見直すことも大切です。
現場で使用しているテープの貼り方が難しかったり、テープの素材が硬いと、オメガ留めが安定して行えず、カテーテルがズレやすくなったり、皮膚への負担が増える可能性があります。 そのため、現場の状況や患者さんの状態に合った固定テープを選択することが重要です。

●まとめ

論文でも示されている通り、尿道カテーテルを留置している患者さんは多く、尿路感染症のリスク管理は日々の業務の中で避けては通れない課題です。
尿路感染症の対策では、「カテーテルの適切な固定」「肌トラブルを起こさない」という身近なポイントから見直すことが大切です。
日頃のケアの中でこうした点を少し意識するだけでも、感染対策への大きな一歩につながるのではないでしょうか。


尿道カテーテル固定の専用テープ「クリアホールドライナー」は、誰でも簡単にオメガ留めができるので、テープ固定が苦手な人でも安心して固定ができます。伸縮性が高く、肌にやさしいメッシュフィルムと、しなやかな不織布テープの二重構造がチューブの「しっかり固定」と「肌へのやさしさ」を両立します。
尿道カテーテル固定のテープの見直しを考えておられる方は、ぜひご覧ください。


※参考文献:一般病棟における尿道留置カテーテル関連尿路感染症の発生と 適正使用状況について:単施設後ろ向きコホート研究

#自己抜去防止 #医療用テープ #看護教育 #テープ教育 #特殊メッシュ #肌にやさしい #テープかぶれ予防 #オメガ貼り