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在宅でのMDPRU発生器具とその対策は?実態を調査しました!
skinixは2025年5月、在宅看護におけるMDRPU対策の実態調査を行い、36名の訪問看護スタッフから得られた内容を調査レポートにまとめました。
MDRPU発生器具、部位
在宅看護においてMDRPU発生の原因となりやすい機器は、尿道カテーテル、酸素カニューレ、NPPVマスクであることが分かりました。
次にこれらの機器によってどの部位でMDRPUが発生しているかを示します。
尿道カテーテルの場合、MDRPUの発生は下腹部や大腿部のルート固定部に集中しています。
NPPVマスク、酸素カニューレは装着する際に接する部位がMDRPUになる傾向にあり、特にNPPVマスクの場合は鼻根部、酸素カニューレの場合は耳介に発生するケースが多いようです。
MDRPU対策の方法、その問題点
MDRPUの対策として、多くの人がガーゼや創傷被覆材などのクッション性のあるものを用いて機器の圧迫を軽減していることが分かりました。
MDRPU対策の上で起こる問題としては、ガーゼなどがずれてしまって効果を発揮しないというケースが最も多く見られました。また、NPPVマスクなどにおいては、クッション材を挟んだ結果段差ができてリークが起きてしまう、クッション材として創傷被覆材を使おうとするとコストが高いという意見もありました。
まとめ
在宅看護においてMDRPU発生の原因となりやすい機器は、尿道カテーテル、酸素カニューレ、NPPVマスクであることが分かりました。
MDRPUの対策については、原因となる圧迫を軽減するためにクッション性のあるものを使用するケースが多いことが明らかになりました。しかし、使用するガーゼなどがずれてしまうケースが多く、NPPVマスクなどの場合、クッション材がフィッティングの妨げになるケースもあるようです。
このことから、クッション性を持ちつつも、ずれにくく、フィッティングしやすい安価なクッション材が求められていると考えられます。
また、尿道カテーテルの場合にはカテーテルによる圧迫がMDRPUになるという意見が多く、オメガ固定するなどの工夫が簡単にできることが求められていることが分かります。
こちらのレポートは、下記より無料でダウンロードいただけます。
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在宅でのMDRPU対策動画
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